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例:葛根・かっこん・補血・利尿

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生薬一覧

125件

あきょう

ロバなどの皮を煮て得た膠を精製した生薬。コラーゲンなどを含み、補血や止血を目的とする処方に配合される。

基原・使用部位動物の皮由来の膠状物を精製したもの / ウマ科(Equidae)のロバEquus asinus Linné の毛を去った皮、骨、けん又はじん帯を水で加熱抽出し、脂肪を去り、濃縮乾燥したもの

主な特徴・役割補血・止血などを目的に配合され、乾燥や出血に関係する処方にも用いられる

いれいせん

つる性植物の根や根茎を用いる生薬。関節や筋肉などの痛みに関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位キンポウゲ科植物の根 / キンポウゲ科(Ranunculaceae)のClematis mandshurica Ruprecht、サキシマボタンヅル Clematis chinensis Osbeck又はClematis hexapetala Pallasの根及び根茎

主な特徴・役割鎮痛などを目的に配合され、関節や筋肉の痛みに関係する処方で用いられる

いんちんこう

カワラヨモギの若枝・果穂を用いる生薬。黄疸などに関係する症状に用いられてきた。

基原・使用部位キク科カワラヨモギの頭花

主な特徴・役割利胆・利尿・消炎などを目的に用いられる

ういきょう

茴香(ういきょう)は、セリ科のウイキョウの果実を用いる生薬です。特有の芳香をもち、芳香性健胃薬や駆風薬などに用いられ、漢方では理気・止痛を目的とする処方に配合されます。

基原・使用部位セリ科(Umbelliferae)のウイキョウFoeniculum vulgare Millerの果実

主な特徴・役割芳香性健胃・駆風・去痰などを目的とし、漢方では寒冷による腹痛などの鎮痛を目的に用いられる。

うやく

テンマイウヤクなどの根を用いる生薬。香りをもち、冷えや気滞に伴う不調に用いられてきた。

基原・使用部位クスノキ科テンダイウヤク等の根

主な特徴・役割理気・健胃・鎮痛などを目的に用いられる

えんごさく

ケシ科植物の塊茎を用いる生薬。アルカロイド類を含み、痛みや月経に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位ケシ科植物の塊茎 / ケシ科(Papaveraceae)のCorydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y. H. Chou et C. C. Hsuの塊茎を、通例、湯通ししたもの

主な特徴・役割活血・鎮痛を目的に配合され、月経痛などの痛みに関係する処方で用いられる

おうぎ

キバナオウギなどの根を用いる生薬。体力低下や発汗、皮膚の栄養などに関係する処方に配合される。

基原・使用部位マメ科キバナオウギ等の根 / マメ科(Leguminosae)のキバナオウギ Astragalus membranaceus Bunge又は Astragalus mongholicus Bungeの根

主な特徴・役割補気・強壮を目的に用いられ、疲れやすさや体力低下に関係する処方で使われる

おうごん

コガネバナの根を用いる生薬。熱や炎症を伴う状態に用いられてきた。

基原・使用部位シソ科コガネバナ等の根 / シソ科(Labiatae)のコガネバナScutellaria baicalensis Georgiの周皮を除いた根

主な特徴・役割清熱・消炎・止血などを目的に用いられる

おうばく

キハダの樹皮を用いる生薬。苦味が強く、熱や炎症に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位ミカン科キハダ等の樹皮 / ミカン科(Rutaceae)のキハダPhellodendron amurense Ruprecht又はPhellodendron chinense Schneiderの周皮を除いた樹皮

主な特徴・役割清熱・消炎・健胃を目的に用いられる

おうひ

桜皮(おうひ)は、ヤマザクラやカスミザクラなどの樹皮を用いる生薬です。鎮咳・去痰を目的に用いられ、漢方では十味敗毒湯などに配合されます。

基原・使用部位ヤマザクラ(Prunus jamasakura)又はカスミザクラ(Prunus verecunda)の樹皮。

主な特徴・役割鎮咳・去痰を目的として用いられ、漢方では十味敗毒湯などに配合されます。

おうれん

オウレン類の根茎を用いる苦味の強い生薬。胃腸などの熱感を伴う症状に用いられる。

基原・使用部位キンポウゲ科オウレン等の根茎 / キンポウゲ科(Ranunculaceae)のオウレン Coptis japonica Makino、Coptis chinensis Franchet、Coptis deltoidea C. Y. Cheng et Hsiao又はCoptis teeta Wallichの根をほとんど除いた根茎

主な特徴・役割清熱・消炎・健胃を目的に用いられる

おんじ

イトヒメハギの根を用いる生薬。精神・神経系の不調などに伝統的に用いられる。

基原・使用部位ヒメハギ科イトヒメハギの根 / ヒメハギ科(Polygalaceae)のイトヒメハギ Polygala tenuifolia Willdenowの根又は根皮

主な特徴・役割鎮静・強壮などを目的に配合される

かしゅう

ツルドクダミの塊状根を用いる生薬。滋養や強壮を目的とする利用で知られる。

基原・使用部位タデ科ツルドクダミの塊状根 / タデ科(Polygonaceae)のツルドクダミPolygonum multiflorum Thunbergの塊根で、しばしば輪切される

主な特徴・役割滋養・強壮などを目的に用いられる

かっこん

クズの根を用いる生薬。発汗や筋肉のこわばりなどに関係し、かぜの初期などの処方にも用いられる。

基原・使用部位マメ科クズ等の根 / マメ科(Leguminosae)のクズPueraria lobata Ohwiの周皮を除いた根

主な特徴・役割発汗・解熱・鎮痛などを目的に配合され、首すじや肩のこわばりに関係する処方でも用いられる

かっせき

天然の鉱物性生薬で、主として含水ケイ酸マグネシウムからなる。利尿などを目的とする処方に配合される。

基原・使用部位主として天然の含水ケイ酸マグネシウムからなる鉱物

主な特徴・役割利尿などを目的に用いられ、尿量が少ないときなどの水分代謝に関係する処方で使われる

かろこん

キカラスウリなどの根を用いる生薬。乾燥や熱感を伴う状態に伝統的に用いられる。

基原・使用部位ウリ科キカラスウリ等の根 / ウリ科(Cucurbitaceae)のTrichosanthes kirilowii Maximowicz、キカラスウリTrichosanthes kirilowii Maximowicz var. japonica Kitamura 又はオオカラスウリTrichosanthes bracteata Voigtのコルク層をできるだけ除いた根

主な特徴・役割清熱・潤燥などを目的に用いられる

かろにん

キカラスウリ類の種子を用いる生薬。乾いた咳などに関係する利用がある。

基原・使用部位ウリ科キカラスウリ等の種子 / ウリ科(Cucurbitaceae)のTrichosanthes kirilowii Maximowicz、キカラスウリ Trichosanthes kirilowii Maximowicz var. japonica Kitamura又はオオカラスウリ Trichosanthes bracteata Voigtの種子

主な特徴・役割潤燥・鎮咳などを目的に用いられる

かんきょう

ショウガの根茎を蒸して乾燥したもの。生姜より温める方向の作用を重視して使われる。

基原・使用部位ショウガ科ショウガの根茎を加工したもの / ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガZingiber officinale Roscoeの根茎を湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割温中・散寒・健胃などを目的に用いられる

かんぞう

甘味の強い生薬で、多くの漢方処方に配合される。筋肉のけいれんなどの急迫症状をやわらげる目的でも用いられる。

基原・使用部位マメ科カンゾウ等の根・ストロン / マメ科(Leguminosae)のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)

主な特徴・役割緩和・止痛などを目的に幅広く配合される

がいよう

ヨモギ類の若葉を用いる生薬。止血や月経に関係する症状に用いられてきた。

基原・使用部位キク科ヨモギ等の若葉 / キク科(Compositae)のヨモギArtemisia princeps Pampanini又はオオヨモギArtemisia montana Pampaniniの葉及び枝先

主な特徴・役割止血・調経などを目的に用いられる

ききょう

キキョウの根を用いる生薬。のどの腫れや痛みなどに関係する処方で知られる。

基原・使用部位キキョウ科キキョウの根 / キキョウ科(Campanulaceae)のキキョウ Platycodon grandiflorus A. De Candolleの根

主な特徴・役割鎮咳・排膿などを目的に用いられる

きくか

キクの頭状花を用いる生薬。特に頭部や目の不調などに伝統的に用いられる。

基原・使用部位キク科キク等の頭状花 / キク科(Compositae)のシマカンギク Chrysanthemum indicum Linné又はキクChrysanthemum morifolium Ramatulleの頭花

主な特徴・役割清熱・解毒・発散などを目的に用いられる

きこく

枳殻(きこく)は、ダイダイなどの成熟した果実を用いる生薬です。芳香性をもつミカン科の生薬で、漢方では理気を目的とする処方などに用いられます。

基原・使用部位ダイダイ(Citrus aurantium var. daidai)、Citrus × aurantium、ナツミカン(Citrus natsudaidai)の成熟した果実。

主な特徴・役割芳香性をもつ生薬で、漢方では理気を目的とする処方などに用いられます。

きじつ

ダイダイなどの未熟果を用いる生薬。胸腹部の張りや胃腸の不調に関係する処方で使われる。

基原・使用部位ミカン科ダイダイ等の未熟果 / ミカン科(Rutaceae)のダイダイCitrus aurantium Linné var. daidai Makino、Citrus aurantium Linné又はナツミカンCitrus natsudaidai Hayataの未熟果実をそのまま又はそれを半分に横切したもの

主な特徴・役割理気・健胃などを目的に用いられる

きっぴ

橘皮(きっぴ)は、ミカン類などの成熟した果皮を用いる生薬です。芳香性があり、健胃、駆風、去痰などを目的として用いられます。

基原・使用部位タチバナ、コウジ、ザボン、ウンシュウミカンなどの成熟した果皮。

主な特徴・役割芳香性をもち、健胃、駆風、去痰などを目的として用いられます。

きょうかつ

セリ科植物の根茎や根を用いる生薬。頭痛や上半身の痛みなどに関係する処方に伝統的に用いられてきた。

基原・使用部位セリ科植物の根 / セリ科(Umbelliferae)のNotopterygium incisum Ting ex H. T. Chang又は Notopterygium forbesii Boissieuの根茎及び根

主な特徴・役割発汗・鎮痛などを目的に用い、頭痛や肩・上半身の痛みに関係する処方で配合される

きょうにん

アンズの種子を用いる生薬。アミグダリンなどを含み、せきや痰に関係する処方などに用いられる。

基原・使用部位バラ科アンズの種子 / バラ科(Rosaceae)のホンアンズPrunus armeniaca Linné、アンズPrunus armeniaca Linné var. ansu Maximowicz、又はPrunus sibirica Linnéの種子

主な特徴・役割鎮咳・去痰・潤腸などを目的に用い、呼吸器症状や便通に関係する処方で配合される

くじん

クララなどの根を用いる非常に苦味の強い生薬。アルカロイド類などを含み、皮膚症状などにも伝統的に利用されてきた。

基原・使用部位マメ科クララ等の根 / マメ科(Leguminosae)のクララSophora flavescens Aitonの根で、しばしば周皮を除いたもの

主な特徴・役割清熱・消炎などを目的に用い、皮膚症状に関係する処方や外用にも利用される

けいがい

荊芥の花穂・茎葉を用いる生薬。発汗や皮膚症状などに用いられてきた。

基原・使用部位シソ科荊芥の花穂・茎葉 / シソ科(Labiatae)のケイガイSchizonepeta tenuifolia Briquetの花穂

主な特徴・役割発汗・発散などを目的に用いられる

けいし

ケイの若枝の皮などを用いる生薬。冷えや発汗異常に関係する代表的な生薬。

基原・使用部位クスノキ科ケイなどの若い枝

主な特徴・役割発汗・温通・健胃などを目的に用いられる

けいひ

桂皮(けいひ)は、クスノキ科のCinnamomum cassiaの樹皮を用いる生薬です。特有の芳香があり、漢方処方では発汗・解熱、鎮痛や芳香性健胃などを目的とする処方に配合されます。

基原・使用部位クスノキ科(Lauraceae)のCinnamomum cassia J. Preslの樹皮又は周皮の一部を除いた樹皮

主な特徴・役割発汗・解熱、芳香性健胃、駆風などを目的として用いられる生薬。漢方では感冒、身体疼痛、腹痛などを含む多くの処方に配合される。

こうい

米や麦のでんぷんを麦芽で糖化して作る生薬。甘味をもち、緩和を目的に使われる。

基原・使用部位米・麦などのでんぷんを糖化したもの / イネ科(Gramineae)トウモロコシZea mays Linné、トウダイグサ科 (Euphorbiaceae)キャッサバManihot esculenta Crantz、ナス科(Solanaceae) ジャガイモSolanum tuberosum Linné、ヒルガオ科(Convolvulaceae)サツマイモIpomoea batatas Poiret若しくはイネ科(Gramineae)イネOryza sativa Linnéのデンプン又はイネの種皮を除いた種子を加水分解し、糖化したもの

主な特徴・役割補養・緩和などを目的に配合される

こうか

ベニバナの花弁を用いる生薬。月経や血行に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位キク科ベニバナの花弁 / キク科(Compositae)のベニバナCarthamus tinctorius Linnéの管状花をそのまま又は黄色色素の大部分を除いたもので、ときに圧搾して板状としたもの

主な特徴・役割活血・調経・鎮痛などを目的に用いられる

こうぶし

ハマスゲの根茎を用いる芳香性の生薬。月経や気分の変化などに関係する処方に使われる。

基原・使用部位カヤツリグサ科ハマスゲの根茎 / カヤツリグサ科(Cyperaceae)のハマスゲ Cyperus rotundus Linnéの根茎

主な特徴・役割理気・鎮痛・調経などを目的に用いられる

こうべい

イネの果実、いわゆるうるち米を用いる生薬。栄養補給や処方の調和を目的として配合される。

基原・使用部位イネ科イネの果実 / イネ科(Gramineae)のイネOryza sativa Linné の果実

主な特徴・役割滋養・緩和などを目的に用いられる

こうぼく

ホオノキ類の樹皮を用いる生薬。胃腸の膨満感などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位モクレン科ホオノキ等の樹皮 / モクレン科(Magnoliaceae)のホオノキMagnolia obovata Thunberg(Magnolia hypoleuca Siebold et Zuccarini)、Magnolia officinalis Rehder et E.H. Wilson又はMagnolia officinalis Rehder et E.H. Wilson var. biloba Rehder et E.H. Wilsonの樹皮

主な特徴・役割健胃・鎮吐・理気などを目的に用いられる

ごしつ

イノコズチ類の根を用いる生薬。月経や痛み、尿の不調などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位ヒユ科イノコズチ等の根 / ヒユ科(Amaranthaceae)のAchyranthes bidentata Blume又はヒナタイノコズチ Achyranthes fauriei H. Léveillé et Vaniotの根

主な特徴・役割活血・調経・利尿などを目的に用いられる

ごしゅゆ

ゴシュユの果実を用いる芳香性の生薬。冷えを伴う頭痛や胃腸症状などに関係する。

基原・使用部位ミカン科ゴシュユ等の果実 / ミカン科(Rutaceae)のEuodia officinalis Dode (Evodia officinalis Dode)、Euodia bodinieri Dod(e Evodia bodinieri Dode)又はゴシュユ Euodia ruticarpa Hooker filius et Thomson (Evodia rutaecarpa Bentham)の果実

主な特徴・役割温中・健胃・鎮痛などを目的に用いられる

ごぼうし

ゴボウの果実を用いる生薬。のどの腫れなどを伴う状態にも用いられてきた。

基原・使用部位キク科ゴボウの果実 / キク科(Compositae)のゴボウArctium lappa Linné の果実

主な特徴・役割清熱・排膿などを目的に用いられる

ごま

ゴマの種子を用いる生薬。油脂などを含み、滋養や乾燥に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位ゴマ科ゴマの種子 / ゴマ科(Pedaliaceae)のゴマSesamum indi- cum Linné の種子

主な特徴・役割滋養・潤燥などを目的に用い、乾燥や便通に関係する処方で配合される

ごみし

チョウセンゴミシの果実を用いる生薬。酸味が強く、咳や汗などの症状に関係する。

基原・使用部位モクレン科チョウセンゴミシの果実 / マツブサ科(Schisandraceae)のチョウセンゴミシSchisandra chinensis Baillonの果実

主な特徴・役割鎮咳・止汗・強壮などを目的に用いられる

さいこ

ミシマサイコなどの根を用いる代表的な生薬。胸脇部の苦満などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位セリ科ミシマサイコ等の根 / セリ科(Umbelliferae)のミシマサイコBupleurum falcatum Linnéの根

主な特徴・役割解熱・疏肝・消炎などを目的に用いられる

さいしん

ウスバサイシンなどの根を用いる芳香性の生薬。冷えを伴う痛みや鼻症状などに用いられてきた。

基原・使用部位ウマノスズクサ科植物の根 / ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)のケイリンサイシンAsiasarum heterotropoides F. Maekawa var. mandshuricum F. Maekawa 又はウスバサイシンAsiasarum sieboldii F. Maekawaの根及び根茎

主な特徴・役割鎮痛・鎮咳などを目的に用いられる

さんざし

サンザシの果実を用いる生薬。食後の消化や胃腸のもたれなどに関係する利用がある。

基原・使用部位バラ科サンザシの果実 / バラ科(Rosaceae)のサンザシCrataegus cuneata Siebold et Zuccarini又はオオミサンザシCrataegus pinnatifida Bunge var. major N. E. Brownの偽果をそのまま又は縦切若しくは横切したもの

主な特徴・役割健胃・消化・止瀉などを目的に用いられる

さんしし

クチナシの果実を用いる生薬。熱感や黄疸などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位アカネ科クチナシ等の果実 / アカネ科(Rubiaceae)のクチナシGardenia jasminoides J.Ellisの果実で、ときには湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割清熱・消炎・利胆・止血などを目的に用いられる

さんしゅゆ

サンシュユの果肉を用いる生薬。滋養・補血や尿の調節を目的とする処方で知られる。

基原・使用部位ミズキ科サンシュユの果肉 / ミズキ科(Cornaceae)のサンシュユCornus officinalis Siebold et Zuccariniの偽果の果肉

主な特徴・役割補益・強壮・止汗・止尿などを目的に用いられる

さんしょう

山椒(さんしょう)は、サンショウの成熟した果皮を用いる生薬です。特有の芳香と辛味があり、芳香性健胃薬などに用いられます。漢方では大建中湯などの処方に配合されています。

基原・使用部位ミカン科(Rutaceae)のサンショウZanthoxylum piperitum De Candolleの成熟した果皮で、 果皮から分離した種子をできるだけ除いたもの

主な特徴・役割腹部の冷えや痛みなどに用いられ、健胃・整腸、駆虫などの作用が報告されている。

さんそうにん

サネブトナツメの種子を用いる生薬。眠りや精神の安定に関係する処方で使われる。

基原・使用部位クロウメモドキ科サネブトナツメの種子 / クロウメモドキ科(Rhamnaceae)のサネブトナツメZiziphus jujuba Miller var. spinosa Hu ex H. F. Chouの種子

主な特徴・役割鎮静・催眠などを目的に用いられる

さんやく

ヤマノイモやナガイモの根茎を用いる生薬。滋養や消化を助ける目的で幅広く使われる。

基原・使用部位ヤマノイモ科ヤマノイモ等の根茎 / ヤマノイモ科(Dioscoreaceae)のヤマノイモ Dioscorea japonica Thunberg又はナガイモ Dioscorea batatas Decaisneの周皮を除いた根茎(担根体)

主な特徴・役割滋養・強壮・止瀉などを目的に用いられる

しこん

ムラサキの根を用いる生薬。皮膚の炎症などへの外用で知られる。

基原・使用部位ムラサキ科ムラサキ等の根 / ムラサキ科(Boraginaceae)のムラサキ Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zuccariniの根

主な特徴・役割解熱・消炎・解毒などを目的に用いられる

しそよう

シソの葉や枝先を用いる芳香性の生薬。香りの成分を含み、発汗や胃腸の不調などに関係する処方に用いられる。

基原・使用部位シソ科シソ等の葉 / シソ科(Labiatae)のシソPerilla frutescens Britton var. crispa W. Deaneの葉及び枝先

主な特徴・役割発汗・理気などを目的に用い、かぜの初期や胃腸の不調に関係する処方で配合される

しつりし

ハマビシの果実を用いる生薬。皮膚のかゆみなどへの利用が伝統的に知られる。

基原・使用部位ハマビシ科ハマビシの果実 / ハマビシ科(Zygophyllaceae)のハマビシ Tribulus terrestris Linnéの果実

主な特徴・役割浄血・強壮などを目的に用いられる

しゃかんぞう

炙甘草(しゃかんぞう)は、カンゾウを煎った加工生薬です。日本薬局方に収載されており、甘草を加熱加工したものとして扱われます。炙甘草湯などに配合されます。

基原・使用部位日局カンゾウを煎ったもの

主な特徴・役割甘草をそのまま、または蜂蜜につけて炙ったものを炙甘草と称する。甘草に比べ、補中益気の効能が強いとされる。

しゃくやく

シャクヤクの根を用いる生薬。筋肉の緊張や痛みに関係する代表的な生薬。

基原・使用部位ボタン科シャクヤク等の根 / ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallasの根

主な特徴・役割鎮痛・鎮痙などを目的に用いられる

しゃぜんし

オオバコの種子を用いる生薬。排尿や咳などに関係する処方で利用される。

基原・使用部位オオバコ科オオバコ等の種子 / オオバコ科(Plantaginaceae)のオオバコ Plantago asiatica Linnéの種子

主な特徴・役割利尿・鎮咳などを目的に用いられる

しゅくしゃ

ショウガ科植物の種子塊を用いる芳香性生薬。胃腸の働きを整える目的で使われる。

基原・使用部位ショウガ科植物の種子塊 / ショウガ科(Zingiberaceae)のAmomum villosum Loureiro var. xanthioides T. L. Wu et S. J. Chen、Amomum villosum Loureiro var. villosum又はAmomum longiligulare T. L. Wu の種子の塊

主な特徴・役割理気・健胃・整腸などを目的に用いられる

しょうきょう

ショウガの根茎を乾燥した生薬。発散・健胃や吐き気などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位ショウガ科ショウガの根茎 / ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガZingiber officinale Roscoeの根茎で、ときに周皮を除いたもの

主な特徴・役割発散・健胃・鎮吐などを目的に用いられる

しょうばく

食用の小麦の種子を用いる生薬。精神的な緊張や不安などに関係する処方に配合されてきた。

基原・使用部位イネ科コムギの種子 / イネ科(Gramineae)のコムギTriticum aestivum Linnéの果実

主な特徴・役割鎮静・安眠などを目的に用い、精神的な緊張や不眠に関係する処方で配合される

しょうま

サラシナショウマなどの根茎を用いる生薬。発汗や咽喉の腫れなどに関係する。

基原・使用部位キンポウゲ科サラシナショウマ等の根茎 / キンポウゲ科(Ranunculaceae)のCimicifuga dahurica Maximowicz、Cimicifuga heracle- ifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linné又はサラシナショウマCimicifuga simplex Turczaninowの根茎

主な特徴・役割発汗・解毒などを目的に用いられる

しょくしょう

サンショウ類の果実を用いる生薬。芳香があり、胃腸の冷えや痛みなどに使われる。

基原・使用部位ミカン科サンショウ等の成熟した果皮

主な特徴・役割健胃・鎮痛・殺虫などを目的に用いられる

しんい

コブシなどの蕾を用いる生薬。鼻づまりや鼻炎などに関係する代表的な生薬。

基原・使用部位モクレン科コブシ等の蕾 / モクレン科(Magnoliaceae)のMagnolia biondii Pampanini、ハクモクレンMagnolia heptapeta Dandy (Magnolia denudata Desrousseaux)、Magnolia sprengeri Pampanini、タムシバMagnolia salicifolia Maximowicz、 又はコブシMagnolia kobus De Candolleのつぼみ

主な特徴・役割発散・通鼻などを目的に用いられる

しんきく

小麦粉・小豆粉・杏仁などを発酵させて作る生薬。消化を助ける目的で用いられる。

基原・使用部位複数の穀粉等を発酵させたもの

主な特徴・役割健胃・消化などを目的に用いられる

じおう

アカヤジオウなどの根を用いる生薬。生地黄・熟地黄があり、処理法により性質が異なる。

基原・使用部位ゴマノハグサ科アカヤジオウ等の根 / ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)のアカヤジオウRehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino又はRehmannia glutinosa Liboschitzの根(乾ジオウ)又はそれを蒸したもの(熟ジオウ)

主な特徴・役割滋養・補血などを目的に用いられる

じこっぴ

クコの根皮を用いる生薬。熱感や乾燥などに関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位ナス科クコの根皮 / ナス科(Solanaceae)のクコLycium chinense Miller又はLycium barbarum Linnéの根皮

主な特徴・役割清熱・潤燥などを目的に用い、ほてりや乾燥に関係する処方で配合される

じゅくじおう

熟地黄(じゅくじおう)は、アカヤジオウなどの根茎を乾燥し、酒を加えて蒸して日干しにする工程を繰り返して調製した生薬です。漢方では補血などを目的とする処方に用いられます。

基原・使用部位アカヤジオウ(Rehmannia glutinosa var. purpurea)などの根茎を乾燥し、酒を加えて蒸して日干しにする工程を繰り返したもの。

主な特徴・役割加工によって性状や成分組成が変化した生薬で、漢方では補血などを目的とする処方に用いられます。

せっこう

天然の含水硫酸カルシウムを用いる鉱物性生薬。熱感の強い症状に用いられてきた。

基原・使用部位天然の含水硫酸カルシウム / 天然の含水硫酸カルシウムで、組成はほぼ CaSO4・2H2O

主な特徴・役割清熱・消炎などを目的に用いられる

せんきゅう

センキュウの根茎を用いる生薬。頭痛や月経に関係する処方でよく用いられる。

基原・使用部位セリ科センキュウ等の根茎 / セリ科(Umbelliferae)のセンキュウCnidium officinale Makinoの根茎を、通例、湯通ししたもの

主な特徴・役割活血・調経・鎮痛などを目的に用いられる

せんこつ

コウホネの根茎を用いる生薬。止血や健胃を目的に伝統的に用いられる。

基原・使用部位スイレン科コウホネの根茎 / スイレン科(Nymphaeaceae)のコウホネ Nuphar japonica De Candolle、ネムロコウホネNuphar pumila De Candolle又はそれらの種間雑種の根茎を縦割したもの

主な特徴・役割止血・健胃などを目的に用いられる

せんたい

セミの抜け殻を用いる生薬。皮膚症状や小児のけいれんなどへの利用がある。

基原・使用部位セミ科クマゼミ等の抜け殻 / セミ科(Cicadidae)のスジアカクマゼミCryptotympana atrata Stal、Platylomia pieli Kato、 ミンミンゼミOncotympana maculaticollis Distant、Tanna chekiangensis Ouchi、 Graptopsaltria tienta Karsch、Lyristes pekinensis Haupt、Lyristes atrofasciatus Chou et Lei、コマゼミMeimuna mongolica Distant、ホソヒグラシLeptosemia sakaii Matsumura、 ニイニイゼミPlatypleura kaempferi Butler、又はそれらの同属動物の幼虫のぬけ殻

主な特徴・役割鎮静・解熱などを目的に用いられる

ぜんこ

ノダケなどの根を用いる生薬。せきや痰などの呼吸器症状に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位セリ科ノダケ等の根 / セリ科(Umbelliferae)のPeucedanum praeruptorum Dunnの根(白花ゼンコ)又はノダケAngelica decursiva Franchet et Savatier (Peucedanum decursivum Maximowicz)の根 (紫花ゼンコ)

主な特徴・役割鎮咳・去痰などを目的に用い、せきや痰に関係する処方で配合される

そうじゅつ

ホソバオケラなどの根茎を用いる生薬。湿気・水分の偏りや胃腸症状などに関係する。

基原・使用部位キク科ホソバオケラ等の根茎 / キク科(Compositae)のホソバオケラ Atractylodes lancea De Candolle、シナオケラ Atractylodes chinensis Koidzumi又はそれらの種間雑種の根茎

主な特徴・役割健胃・利尿などを目的に用いられる

そうはくひ

マグワなどの根皮を用いる生薬。フラボノイド類などを含み、せきなどの呼吸器症状に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位クワ科クワの根皮 / クワ科(Moraceae)のマグワMorus alba Linnéの根皮

主な特徴・役割鎮咳・利尿などを目的に用い、せきや呼吸器症状に関係する処方で配合される

そぼく

スオウの心材を用いる生薬。色素成分などを含み、血行に関係する処方に伝統的に用いられてきた。

基原・使用部位マメ科スオウの木部 / マメ科(Leguminosae)のCaesalpinia sappan Linnéの心材

主な特徴・役割活血・止血などを目的に配合され、打撲や月経など血行に関係する処方で用いられる

たいそう

ナツメの果実を用いる生薬。滋養とともに処方全体の作用を緩和する目的でも配合される。

基原・使用部位クロウメモドキ科ナツメの果実 / クロウメモドキ科(Rhamnaceae)のナツメ Ziziphus jujuba Miller var. inermis Rehder の果実

主な特徴・役割補養・緩和などを目的に用いられる

たくしゃ

サジオモダカの塊茎を用いる生薬。アリソール類などを含み、水分代謝に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位オモダカ科サジオモダカの塊茎で、通例、周皮を除いたもの

主な特徴・役割利水・清熱などを目的に用い、尿量が少ない、むくみなど水分代謝に関係する処方で配合される

だいおう

ダイオウ類の根茎を用いる代表的な下剤生薬。便通や腹部症状に関係する処方で使われる。

基原・使用部位タデ科ダイオウ等の根茎 / タデ科(Polygonaceae)のRheum palmatum Linné、 Rheum tanguticum Maximowicz、 Rheum officinale Baillon、Rheum coreanum Nakai又はそれらの種間雑種の、通例、根茎

主な特徴・役割瀉下・利胆などを目的に用いられる

ちくじょ

ハチクなどの竹の内皮を削ったものを用いる生薬。吐き気や熱感を伴う状態に使われる。

基原・使用部位イネ科ハチク等の竹の内皮 / イネ科(Gramineae)のBambusa textilis McClure、Bambusa pervariabilis McClure、Bambusa beecheyana Munro、 Bambusa tuldoides Munro、ハチクPhyllostachys nigra Munro var. henonis Stapf ex Rendle又はマダケ Phyllostachys bambusoides Siebold et Zuccariniの稈の内層

主な特徴・役割清熱・鎮静・鎮吐などを目的に用いられる

ちも

ハナスゲの根茎を用いる生薬。熱感や乾燥、口渇などに関係する。

基原・使用部位ユリ科ハナスゲの根茎 / ユリ科(Liliaceae)のハナスゲAnemarrhena asphodeloides Bungeの根茎

主な特徴・役割清熱・消炎などを目的に用いられる

ちゃよう

茶葉(ちゃよう)は、チャノキの葉を用いる生薬です。しばしば枝先を伴い、漢方では川芎茶調散などに配合されます。

基原・使用部位チャノキ(Camellia sinensis Kuntze)の葉。しばしば枝先を伴います。

主な特徴・役割頭痛などに用いる処方に配合され、川芎茶調散などに使用されます。

ちょうこう

チョウジの花蕾を用いる芳香性生薬。胃腸の冷えや吐き気などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位フトモモ科チョウジの花蕾 / フトモモ科(Myrtaceae)のチョウジSyzygium aromaticum Merrill et L. M. Perry(Eugenia caryophyllata Thunberg)のつぼみ

主な特徴・役割温中・健胃・整腸などを目的に用いられる

ちょうとうこう

カギカズラの鉤のある茎枝を用いる生薬。めまいや頭痛などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位アカネ科カギカズラ等の鉤刺のある茎枝 / アカネ科(Rubiaceae)のカギカズラUncaria rhynchophylla Miquel、Uncaria sinensis Haviland又はUncaria macrophylla Wallich の通例、とげで、ときには湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割鎮静・平肝などを目的に用いられる

ちょれい

チョレイマイタケの菌核を用いる生薬。水分代謝に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位サルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核 / サルノコシカケ科(Polyporaceae)のチョレイマイタケPolyporus umbellatus Friesの菌核

主な特徴・役割利水・利尿を目的に用い、むくみや尿量の変化などに関係する処方で配合される

ちんぴ

ミカン類の成熟した果皮を用いる生薬。古いものが良いとされ、胃腸の気滞などに使われる。

基原・使用部位ミカン科ミカン等の成熟果皮 / ミカン科(Rutaceae)のウンシュウミカンCitrus unshiu Marcowicz又はCitrus reticulata Blancoの成熟した果皮

主な特徴・役割理気・健胃などを目的に用いられる

てんなんしょう

テンナンショウ類の根茎を用いる生薬。痰やけいれんに関係する処方で使われる。

基原・使用部位サトイモ科テンナンショウ等の根茎 / サトイモ科(Araceae)のマイヅルテンナンショウ Arisaema heterophyllum Blume、Arisaema erubescens Schott、Arisaema amurense Maximowicz又はその他同属の近縁植物のコルク層を除いた塊茎

主な特徴・役割鎮痙・去痰などを目的に用いられる

てんま

オニノヤガラの根茎を用いる生薬。めまいや頭痛などに関係する。

基原・使用部位ラン科オニノヤガラの塊茎を湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割鎮静・鎮痙などを目的に用いられる

てんもんどう

クサスギカズラの根を用いる生薬。乾いた咳や乾燥傾向のある状態に使われる。

基原・使用部位ユリ科クサスギカズラの根 / ユリ科(Liliaceae)のクサスギカズラAsparagus cochinchinensis Merrillの根被の大部分を除いた根を、湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割潤燥・鎮咳などを目的に用いられる

とうがし

トウガンの種子を用いる生薬。利尿や排膿などを目的として利用される。

基原・使用部位ウリ科トウガン等の種子 / ウリ科(Cucurbitaceae)のトウガンBenincasa cerifera Savi又はBenincasa cerifera Savi forma emarginata K. Kimura et Sugiyama の種子

主な特徴・役割利尿・消炎・排膿などを目的に用いられる

とうき

トウキまたはホッカイトウキの根を用いる生薬。女性の月経などに関係する処方に広く配合される。

基原・使用部位セリ科トウキの根 / セリ科(Umbelliferae)のトウキAngelica acutiloba Kitagawa又はホッカイトウキ Angelica acutiloba Kitagawa var. sugiyamae Hikinoの根を、通例、湯通ししたもの

主な特徴・役割補血・調経などを目的に用い、月経不順や冷えなどに関係する処方で配合される

とうにん

モモなどの種子を用いる生薬。脂質や配糖体などを含み、血行や月経に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位バラ科モモ等の種子 / バラ科(Rosaceae)のモモPrunus persica Batsch又はPrunus persica Batsch var. davidiana Maximowiczの種子

主な特徴・役割活血・通経などを目的に用い、月経や血行に関係する処方で配合される

とちゅう

トチュウの樹皮を用いる生薬。腰や膝などの不調に関係する処方に伝統的に用いられてきた。

基原・使用部位トチュウ科トチュウの樹皮 / トチュウ科(Eucommiaceae)のトチュウ Eucommia ulmoides Oliverの樹皮

主な特徴・役割補肝腎・強壮などを目的に用い、腰や膝の不調に関係する処方で配合される

どっかつ

シシウドの根を用いる生薬。特に下半身の筋骨系の痛みに関係する処方で使われる。

基原・使用部位ウコギ科ウドの根茎

主な特徴・役割発汗・鎮痛などを目的に用いられる

にんじん

オタネニンジンの根を用いる代表的な補益生薬。疲労や体力低下に関係する処方で広く使われる。

基原・使用部位ウコギ科オタネニンジンの根 / ウコギ科(Araliaceae)のオタネニンジンPanax ginseng C. A. Meye(r Panax schinseng Nees)の細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたもの

主な特徴・役割補気・強壮などを目的に用いられる

にんどう

スイカズラの葉を用いる生薬。炎症や感染に関係する症状への伝統的利用がある。

基原・使用部位スイカズラ科スイカズラの葉及び茎

主な特徴・役割清熱・解毒などを目的に用いられる

はっか

ハッカの葉を用いる芳香性生薬。メントールなどの精油成分を含み、発汗や鼻・頭部の不調などに用いられる。

基原・使用部位シソ科ハッカ等の葉 / シソ科(Labiatae)のハッカMentha arvensis Linné var. piperascens Malinvaudの地上部

主な特徴・役割発汗・清熱・疏散などを目的に用い、鼻や頭部の不調に関係する処方で配合される

はまぼうふう

浜防風(はまぼうふう)は、セリ科のハマボウフウの根及び根茎を用いる生薬です。発汗・解熱・鎮痛を目的とする処方に用いられ、日本では防風の代用品として扱われることがあります。

基原・使用部位セリ科(Umbelliferae)のハマボウフウGlehnia littoralis F. Schmidt ex Miquelの根及び根茎

主な特徴・役割発汗・解熱・鎮痛を目的として用いられる。日本では防風の代用品として漢方処方に配合されることがある。

はんげ

カラスビシャクの根茎を用いる代表的な鎮吐生薬。吐き気や痰などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位サトイモ科カラスビシャクの根茎 / サトイモ科(Araceae)のカラスビシャクPinellia ternata Breitenbachのコルク層を除いた塊茎

主な特徴・役割鎮吐・去痰・平喘などを目的に用いられる

ばいも

アミガサユリなどの鱗茎を用いる生薬。せきや痰に関係する処方で用いられる。

基原・使用部位ユリ科アミガサユリ等の鱗茎 / ユリ科(Liliaceae)のアミガサユリFritillaria verticillata Willdenow var. thunbergii Baker の鱗茎

主な特徴・役割鎮咳・去痰・排膿などを目的に用いられる

ばくが

オオムギを発芽させて乾燥した生薬。消化を助ける目的で使われる。

基原・使用部位イネ科オオムギを発芽・乾燥したもの / イネ科(Gramineae)のオオムギHordeum vulgare Linné の成熟したえい果を発芽させて乾燥したもの

主な特徴・役割健胃・消化などを目的に用いられる

ばくもんどう

ジャノヒゲなどの塊根を用いる生薬。乾いた咳や乾燥に関係する。

基原・使用部位ユリ科ジャノヒゲ等の塊根 / ユリ科(Liliaceae)のジャノヒゲOphiopogon japonicus Ker-Gawlerの根の膨大部

主な特徴・役割潤燥・鎮咳などを目的に用いられる

びゃくごう

ササユリなどの鱗茎を用いる生薬。乾いた咳などに関係する利用がある。

基原・使用部位ユリ科ササユリ等の鱗茎 / ユリ科(Liliaceae)のオニユリLilium lancifoli- um Thunberg、ハカタユリLilium brownii F. E. Brown var. colchesteri Wilson、Lilium brownii F. E. Brown又はLilium pumilum De Candolleの鱗片葉を、通例、蒸したもの

主な特徴・役割鎮咳・滋養などを目的に用いられる

びゃくし

ヨロイグサの根を用いる芳香性生薬。頭痛や鼻症状などに関係する。

基原・使用部位セリ科ヨロイグサ等の根 / セリ科(Umbelliferae)のヨロイグサAngelica dahurica Bentham et Hooker filius ex Franchet et Savatierの根

主な特徴・役割鎮痛・発散などを目的に用いられる

びゃくじゅつ

オケラ類の根茎を用いる生薬。胃腸の弱りや水分バランスの調整に関係する。

基原・使用部位キク科オケラ等の根茎 / キク科(Compositae)のオケラAtractylodes japonica Koidzumi ex Kitamuraの根茎(和ビャクジュツ)又はオオバナオケラAtractylodes macrocephala Koidzum(i Atractylodes ovata De Candolle)の根茎(唐ビャクジュツ)

主な特徴・役割健胃・強壮・利尿などを目的に用いられる

びわよう

ビワの葉を用いる生薬。トリテルペノイドやアミグダリンなどを含み、せきなどの呼吸器症状に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位バラ科ビワの葉 / バラ科(Rosaceae)のビワEriobotrya japonica Lindleyの葉

主な特徴・役割鎮咳などを目的に用い、せきなどの呼吸器症状に関係する処方で配合される

びんろうじ

ビンロウの種子を用いる生薬。消化や腸管内の停滞などに関係する。

基原・使用部位ヤシ科ビンロウの種子 / ヤシ科(Palmae)のビンロウAreca catechu Linnéの種子

主な特徴・役割駆虫・瀉下・健胃などを目的に用いられる

ぶくりょう

マツホドの菌核を用いる生薬。利尿とともに精神的な落ち着きを助ける目的でも使われる。

基原・使用部位サルノコシカケ科マツホドの菌核 / サルノコシカケ科(Polyporaceae)のマツホド Wolfiporia cocos Ryvarden et Gilbertson (Poria cocos Wolf)の菌核で、通例、外層をほとんど除いたもの

主な特徴・役割利尿・鎮静などを目的に用いられる

ぶし

トリカブト類の塊根を加工した生薬。冷えや痛みなどに用いられる一方、取扱いには注意が必要。

基原・使用部位キンポウゲ科トリカブト等の塊根を加工したもの / キンポウゲ科(Ranunculaceae)のハナトリカブト Aconitum carmichaeli Debeaux又はオクトリカブトAconitum japonicum Thunbergの塊根を加工したもの

主な特徴・役割温補・鎮痛などを目的に用いられる

ぼうい

オオツヅラフジ類の茎または根茎を用いる生薬。むくみや関節痛などに関係する。

基原・使用部位ツヅラフジ科植物の茎・根茎 / ツヅラフジ科(Menispermaceae)のオオツヅラフジSinomenium acutum Rehder et E. H. Wilsonのつる性の茎及び根茎を、通例、横切したもの

主な特徴・役割利尿・鎮痛などを目的に用いられる

ぼうしょう

結晶水を含む硫酸ナトリウムを主成分とする鉱物性生薬。便通を促す目的などで用いられる。

基原・使用部位天然の結晶硫酸ナトリウム / 主として結晶水を含まない硫酸ナトリウム (Na2SO4)

主な特徴・役割瀉下を目的に用い、便が硬く排便しにくい状態に関係する処方で配合される

ぼうふう

防風の根および根茎を用いる生薬。発汗や痛み、皮膚症状などに関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位セリ科ボウフウの根 / セリ科(Umbelliferae)のSaposhnikovia divar- icata Schischkinの根及び根茎

主な特徴・役割発汗・鎮痛などを目的に用い、頭痛や皮膚症状などに関係する処方で配合される

ぼくそく

クヌギやコナラなどの樹皮を用いる生薬。タンニン類などを含み、皮膚症状などへの伝統的な利用がある。

基原・使用部位ブナ科クヌギ等の樹皮 / ブナ科(Fagaceae)のクヌギQuercus acutissima Carruthers、コナラQuercus serrata Murray、ミズナラQuercus mongolica Fischer ex Ledebour var. crispula Ohashi又はアベマキ Quercus variabilis Blumeの樹皮

主な特徴・役割収斂などを目的に用い、皮膚症状に関係する処方で配合される

ぼたんぴ

ボタンの根皮を用いる生薬。炎症と血行の偏りに関係する処方で使われる。

基原・使用部位ボタン科ボタンの根皮 / ボタン科(Paeoniaceae)のボタンPaeonia suffruticosa Andrews(Paeonia moutan Sims)の根皮

主な特徴・役割清熱・活血などを目的に用いられる

ぼれい

カキ類の貝殻を用いる生薬。主成分は炭酸カルシウムで、鎮静・収斂などを目的とする処方に用いられる。

基原・使用部位カキ科マガキなどの貝殻

主な特徴・役割鎮静・収斂・制酸などを目的に用い、動悸や胃部不快感などに関係する処方で配合される

まおう

マオウの茎を用いる代表的な発汗生薬。かぜや喘鳴などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位マオウ科マオウ等の茎 / マオウ科(Ephedraceae)のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C.A. Meyer又はEphedra equisetina Bungeの地上茎

主な特徴・役割発汗・鎮咳などを目的に用いられる

ましにん

アサの種子を用いる生薬。脂質などを含み、便をやわらかくする目的の処方に用いられてきた。

基原・使用部位アサ科アサの種子

主な特徴・役割潤腸・瀉下などを目的に用い、硬い便や便秘に関係する処方で配合される

もくつう

アケビまたはミツバアケビのつる性の茎を用いる生薬。利尿などを目的とする処方に伝統的に用いられてきた。

基原・使用部位アケビ科のアケビ又はミツバアケビのつる性の茎を、通例、横切したもの

主な特徴・役割利尿などを目的に用い、尿量や水分代謝に関係する処方で配合される

もっこう

モッコウの根を用いる芳香性生薬。精油成分などを含み、胃腸の不調や腹部膨満に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位キク科モッコウの根 / キク科(Compositae)のSaussurea lappa Clarkeの根

主な特徴・役割理気・健胃などを目的に用い、腹部膨満や食欲不振などに関係する処方で配合される

やくもそう

メハジキの茎葉を用いる生薬。月経や血行に関係する利用で知られる。

基原・使用部位シソ科メハジキの茎葉

主な特徴・役割活血・調経などを目的に用いられる

よくいにん

ハトムギの種子を用いる生薬。水分代謝や皮膚の状態に関係する処方で使われる。

基原・使用部位イネ科ハトムギの種子 / イネ科(Gramineae)のハトムギCoix lacryma-jobi Linné var. mayuen Stapfの種皮を除いた種子

主な特徴・役割利尿・滋養などを目的に用いられる

りゅうがんにく

リュウガンの果肉を用いる生薬。滋養や鎮静を目的に用いられる。

基原・使用部位ムクロジ科リュウガンの果肉 / ムクロジ科(Sapindaceae)のリュウガンEuphoria longana Lamarckの仮種皮

主な特徴・役割滋養・補血・鎮静などを目的に用いられる

りゅうこつ

古代哺乳動物の骨化石を用いる生薬。精神的な不安や不眠などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位古代哺乳動物の骨化石 / 大型ほ乳動物の化石化した骨で、主として炭酸カルシウムからなる

主な特徴・役割鎮静・収斂などを目的に用いられる

りゅうたん

リンドウ類の根・根茎を用いる非常に苦い生薬。熱感や胃腸症状などに関係する。

基原・使用部位リンドウ科リンドウ等の根・根茎 / リンドウ科(Gentianaceae)のトウリンドウ Gentiana scabra Bunge、Gentiana manshurica Kitagawa又はGentiana triflora Pallasの根及び根茎

主な特徴・役割清熱・健胃・利胆などを目的に用いられる

りょうきょう

リョウキョウの根茎を用いる生薬。温める作用が強く、胃腸の冷えなどに関係する。

基原・使用部位ショウガ科リョウキョウの根茎 / ショウガ科(Zingiberaceae)のAlpinia officinarum Hanceの根茎

主な特徴・役割温中・健胃などを目的に用いられる

れんぎょう

シナレンギョウなどの果実を用いる生薬。炎症や皮膚症状に関係する処方で使われる。

基原・使用部位モクセイ科シナレンギョウ等の果実 / モクセイ科(Oleaceae)のレンギョウForsythia suspensa Vahlの果実

主な特徴・役割清熱・消炎・排膿などを目的に用いられる

れんにく

ハスの果実を蒸して乾燥したもの。滋養や安定を目的とする処方で使われる。

基原・使用部位スイレン科ハスの果実を加工したもの / スイレン科(Nymphaeaceae)のハスNelumbo nucifera Gaertnerの通例、内果皮の付いた種子でときに胚を除いたもの

主な特徴・役割滋養・強壮・鎮静などを目的に用いられる

わきょうかつ

和羌活(わきょうかつ)は、ウドの根を用いる生薬です。日本薬局方外生薬規格に収載され、羌活の代用として鎮痛・鎮痙などを目的に用いられます。

基原・使用部位ウド(Aralia cordata Thunberg)の根。

主な特徴・役割鎮痛・鎮痙などを目的として用いられ、羌活の代用として扱われることがあります。