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例:葛根・かっこん・補血・利尿

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さ行

32件

さいこ

ミシマサイコなどの根を用いる代表的な生薬。胸脇部の苦満などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位セリ科ミシマサイコ等の根 / セリ科(Umbelliferae)のミシマサイコBupleurum falcatum Linnéの根

主な特徴・役割解熱・疏肝・消炎などを目的に用いられる

さいしん

ウスバサイシンなどの根を用いる芳香性の生薬。冷えを伴う痛みや鼻症状などに用いられてきた。

基原・使用部位ウマノスズクサ科植物の根 / ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)のケイリンサイシンAsiasarum heterotropoides F. Maekawa var. mandshuricum F. Maekawa 又はウスバサイシンAsiasarum sieboldii F. Maekawaの根及び根茎

主な特徴・役割鎮痛・鎮咳などを目的に用いられる

さんざし

サンザシの果実を用いる生薬。食後の消化や胃腸のもたれなどに関係する利用がある。

基原・使用部位バラ科サンザシの果実 / バラ科(Rosaceae)のサンザシCrataegus cuneata Siebold et Zuccarini又はオオミサンザシCrataegus pinnatifida Bunge var. major N. E. Brownの偽果をそのまま又は縦切若しくは横切したもの

主な特徴・役割健胃・消化・止瀉などを目的に用いられる

さんしし

クチナシの果実を用いる生薬。熱感や黄疸などに関係する処方で知られる。

基原・使用部位アカネ科クチナシ等の果実 / アカネ科(Rubiaceae)のクチナシGardenia jasminoides J.Ellisの果実で、ときには湯通し又は蒸したもの

主な特徴・役割清熱・消炎・利胆・止血などを目的に用いられる

さんしゅゆ

サンシュユの果肉を用いる生薬。滋養・補血や尿の調節を目的とする処方で知られる。

基原・使用部位ミズキ科サンシュユの果肉 / ミズキ科(Cornaceae)のサンシュユCornus officinalis Siebold et Zuccariniの偽果の果肉

主な特徴・役割補益・強壮・止汗・止尿などを目的に用いられる

さんしょう

山椒(さんしょう)は、サンショウの成熟した果皮を用いる生薬です。特有の芳香と辛味があり、芳香性健胃薬などに用いられます。漢方では大建中湯などの処方に配合されています。

基原・使用部位ミカン科(Rutaceae)のサンショウZanthoxylum piperitum De Candolleの成熟した果皮で、 果皮から分離した種子をできるだけ除いたもの

主な特徴・役割腹部の冷えや痛みなどに用いられ、健胃・整腸、駆虫などの作用が報告されている。

さんそうにん

サネブトナツメの種子を用いる生薬。眠りや精神の安定に関係する処方で使われる。

基原・使用部位クロウメモドキ科サネブトナツメの種子 / クロウメモドキ科(Rhamnaceae)のサネブトナツメZiziphus jujuba Miller var. spinosa Hu ex H. F. Chouの種子

主な特徴・役割鎮静・催眠などを目的に用いられる

さんやく

ヤマノイモやナガイモの根茎を用いる生薬。滋養や消化を助ける目的で幅広く使われる。

基原・使用部位ヤマノイモ科ヤマノイモ等の根茎 / ヤマノイモ科(Dioscoreaceae)のヤマノイモ Dioscorea japonica Thunberg又はナガイモ Dioscorea batatas Decaisneの周皮を除いた根茎(担根体)

主な特徴・役割滋養・強壮・止瀉などを目的に用いられる

しこん

ムラサキの根を用いる生薬。皮膚の炎症などへの外用で知られる。

基原・使用部位ムラサキ科ムラサキ等の根 / ムラサキ科(Boraginaceae)のムラサキ Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zuccariniの根

主な特徴・役割解熱・消炎・解毒などを目的に用いられる

しそよう

シソの葉や枝先を用いる芳香性の生薬。香りの成分を含み、発汗や胃腸の不調などに関係する処方に用いられる。

基原・使用部位シソ科シソ等の葉 / シソ科(Labiatae)のシソPerilla frutescens Britton var. crispa W. Deaneの葉及び枝先

主な特徴・役割発汗・理気などを目的に用い、かぜの初期や胃腸の不調に関係する処方で配合される

しつりし

ハマビシの果実を用いる生薬。皮膚のかゆみなどへの利用が伝統的に知られる。

基原・使用部位ハマビシ科ハマビシの果実 / ハマビシ科(Zygophyllaceae)のハマビシ Tribulus terrestris Linnéの果実

主な特徴・役割浄血・強壮などを目的に用いられる

しゃかんぞう

炙甘草(しゃかんぞう)は、カンゾウを煎った加工生薬です。日本薬局方に収載されており、甘草を加熱加工したものとして扱われます。炙甘草湯などに配合されます。

基原・使用部位日局カンゾウを煎ったもの

主な特徴・役割甘草をそのまま、または蜂蜜につけて炙ったものを炙甘草と称する。甘草に比べ、補中益気の効能が強いとされる。

しゃくやく

シャクヤクの根を用いる生薬。筋肉の緊張や痛みに関係する代表的な生薬。

基原・使用部位ボタン科シャクヤク等の根 / ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallasの根

主な特徴・役割鎮痛・鎮痙などを目的に用いられる

しゃぜんし

オオバコの種子を用いる生薬。排尿や咳などに関係する処方で利用される。

基原・使用部位オオバコ科オオバコ等の種子 / オオバコ科(Plantaginaceae)のオオバコ Plantago asiatica Linnéの種子

主な特徴・役割利尿・鎮咳などを目的に用いられる

しゅくしゃ

ショウガ科植物の種子塊を用いる芳香性生薬。胃腸の働きを整える目的で使われる。

基原・使用部位ショウガ科植物の種子塊 / ショウガ科(Zingiberaceae)のAmomum villosum Loureiro var. xanthioides T. L. Wu et S. J. Chen、Amomum villosum Loureiro var. villosum又はAmomum longiligulare T. L. Wu の種子の塊

主な特徴・役割理気・健胃・整腸などを目的に用いられる

しょうきょう

ショウガの根茎を乾燥した生薬。発散・健胃や吐き気などに関係する処方で使われる。

基原・使用部位ショウガ科ショウガの根茎 / ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガZingiber officinale Roscoeの根茎で、ときに周皮を除いたもの

主な特徴・役割発散・健胃・鎮吐などを目的に用いられる

しょうばく

食用の小麦の種子を用いる生薬。精神的な緊張や不安などに関係する処方に配合されてきた。

基原・使用部位イネ科コムギの種子 / イネ科(Gramineae)のコムギTriticum aestivum Linnéの果実

主な特徴・役割鎮静・安眠などを目的に用い、精神的な緊張や不眠に関係する処方で配合される

しょうま

サラシナショウマなどの根茎を用いる生薬。発汗や咽喉の腫れなどに関係する。

基原・使用部位キンポウゲ科サラシナショウマ等の根茎 / キンポウゲ科(Ranunculaceae)のCimicifuga dahurica Maximowicz、Cimicifuga heracle- ifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linné又はサラシナショウマCimicifuga simplex Turczaninowの根茎

主な特徴・役割発汗・解毒などを目的に用いられる

しょくしょう

サンショウ類の果実を用いる生薬。芳香があり、胃腸の冷えや痛みなどに使われる。

基原・使用部位ミカン科サンショウ等の成熟した果皮

主な特徴・役割健胃・鎮痛・殺虫などを目的に用いられる

しんい

コブシなどの蕾を用いる生薬。鼻づまりや鼻炎などに関係する代表的な生薬。

基原・使用部位モクレン科コブシ等の蕾 / モクレン科(Magnoliaceae)のMagnolia biondii Pampanini、ハクモクレンMagnolia heptapeta Dandy (Magnolia denudata Desrousseaux)、Magnolia sprengeri Pampanini、タムシバMagnolia salicifolia Maximowicz、 又はコブシMagnolia kobus De Candolleのつぼみ

主な特徴・役割発散・通鼻などを目的に用いられる

しんきく

小麦粉・小豆粉・杏仁などを発酵させて作る生薬。消化を助ける目的で用いられる。

基原・使用部位複数の穀粉等を発酵させたもの

主な特徴・役割健胃・消化などを目的に用いられる

じおう

アカヤジオウなどの根を用いる生薬。生地黄・熟地黄があり、処理法により性質が異なる。

基原・使用部位ゴマノハグサ科アカヤジオウ等の根 / ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)のアカヤジオウRehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino又はRehmannia glutinosa Liboschitzの根(乾ジオウ)又はそれを蒸したもの(熟ジオウ)

主な特徴・役割滋養・補血などを目的に用いられる

じこっぴ

クコの根皮を用いる生薬。熱感や乾燥などに関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位ナス科クコの根皮 / ナス科(Solanaceae)のクコLycium chinense Miller又はLycium barbarum Linnéの根皮

主な特徴・役割清熱・潤燥などを目的に用い、ほてりや乾燥に関係する処方で配合される

じゅくじおう

熟地黄(じゅくじおう)は、アカヤジオウなどの根茎を乾燥し、酒を加えて蒸して日干しにする工程を繰り返して調製した生薬です。漢方では補血などを目的とする処方に用いられます。

基原・使用部位アカヤジオウ(Rehmannia glutinosa var. purpurea)などの根茎を乾燥し、酒を加えて蒸して日干しにする工程を繰り返したもの。

主な特徴・役割加工によって性状や成分組成が変化した生薬で、漢方では補血などを目的とする処方に用いられます。

せっこう

天然の含水硫酸カルシウムを用いる鉱物性生薬。熱感の強い症状に用いられてきた。

基原・使用部位天然の含水硫酸カルシウム / 天然の含水硫酸カルシウムで、組成はほぼ CaSO4・2H2O

主な特徴・役割清熱・消炎などを目的に用いられる

せんきゅう

センキュウの根茎を用いる生薬。頭痛や月経に関係する処方でよく用いられる。

基原・使用部位セリ科センキュウ等の根茎 / セリ科(Umbelliferae)のセンキュウCnidium officinale Makinoの根茎を、通例、湯通ししたもの

主な特徴・役割活血・調経・鎮痛などを目的に用いられる

せんこつ

コウホネの根茎を用いる生薬。止血や健胃を目的に伝統的に用いられる。

基原・使用部位スイレン科コウホネの根茎 / スイレン科(Nymphaeaceae)のコウホネ Nuphar japonica De Candolle、ネムロコウホネNuphar pumila De Candolle又はそれらの種間雑種の根茎を縦割したもの

主な特徴・役割止血・健胃などを目的に用いられる

せんたい

セミの抜け殻を用いる生薬。皮膚症状や小児のけいれんなどへの利用がある。

基原・使用部位セミ科クマゼミ等の抜け殻 / セミ科(Cicadidae)のスジアカクマゼミCryptotympana atrata Stal、Platylomia pieli Kato、 ミンミンゼミOncotympana maculaticollis Distant、Tanna chekiangensis Ouchi、 Graptopsaltria tienta Karsch、Lyristes pekinensis Haupt、Lyristes atrofasciatus Chou et Lei、コマゼミMeimuna mongolica Distant、ホソヒグラシLeptosemia sakaii Matsumura、 ニイニイゼミPlatypleura kaempferi Butler、又はそれらの同属動物の幼虫のぬけ殻

主な特徴・役割鎮静・解熱などを目的に用いられる

ぜんこ

ノダケなどの根を用いる生薬。せきや痰などの呼吸器症状に関係する処方に用いられてきた。

基原・使用部位セリ科ノダケ等の根 / セリ科(Umbelliferae)のPeucedanum praeruptorum Dunnの根(白花ゼンコ)又はノダケAngelica decursiva Franchet et Savatier (Peucedanum decursivum Maximowicz)の根 (紫花ゼンコ)

主な特徴・役割鎮咳・去痰などを目的に用い、せきや痰に関係する処方で配合される

そうじゅつ

ホソバオケラなどの根茎を用いる生薬。湿気・水分の偏りや胃腸症状などに関係する。

基原・使用部位キク科ホソバオケラ等の根茎 / キク科(Compositae)のホソバオケラ Atractylodes lancea De Candolle、シナオケラ Atractylodes chinensis Koidzumi又はそれらの種間雑種の根茎

主な特徴・役割健胃・利尿などを目的に用いられる

そうはくひ

マグワなどの根皮を用いる生薬。フラボノイド類などを含み、せきなどの呼吸器症状に関係する処方に用いられる。

基原・使用部位クワ科クワの根皮 / クワ科(Moraceae)のマグワMorus alba Linnéの根皮

主な特徴・役割鎮咳・利尿などを目的に用い、せきや呼吸器症状に関係する処方で配合される

そぼく

スオウの心材を用いる生薬。色素成分などを含み、血行に関係する処方に伝統的に用いられてきた。

基原・使用部位マメ科スオウの木部 / マメ科(Leguminosae)のCaesalpinia sappan Linnéの心材

主な特徴・役割活血・止血などを目的に配合され、打撲や月経など血行に関係する処方で用いられる