越婢湯

越婢湯えっぴとう

🌿 この漢方を一言で言うと

越婢湯は、麻黄・石膏・生姜・大棗・甘草からなる古典方剤です。

🧭 推奨される証

熱証・実証

📖 解説

むくみや汗、尿量の減少などが重なる状態について古典に記載があります。現在の日本では、同処方を基礎にした越婢加朮湯などが医療用漢方製剤として用いられています。

🌱 この処方の特徴

この処方は、複数の生薬を組み合わせ、症状の経過や体質などを合わせて考える漢方処方です。

🧩 方剤構成からみた特徴

越婢湯は、麻黄、石膏、生姜、大棗、甘草の5種類の生薬から構成されます。『金匱要略』に記載された処方で、構成生薬の組み合わせと症状・体質を合わせて考える処方です。

📖 古典での位置づけ

出典として「金匱要略」が記録されている処方です。古典では処方を症状や体質などと組み合わせて考える枠組みの中で用いられてきました。現代では、製品としての使用にあたっては、該当する承認・添付文書等の情報を確認することが大切です。

🔎 現代の情報・エビデンス

日本東洋医学会のKCPG 2025の表では、「越婢湯」を処方名として扱った記載を確認できませんでした。これは有効性が否定されたことを意味するものではありません。研究や診療ガイドラインの対象となる病態、証、研究方法によって得られる情報は異なるため、特定の症状に対するエビデンスを確認する場合は、該当する診療ガイドラインや学術論文を個別に確認することが大切です。

⚠️ 使用するときに知っておきたいこと

漢方薬も医薬品です。用法・用量を守り、説明書に記載された使用上の注意を確認して使いましょう。医師の治療を受けている方、妊娠中・授乳中の方、高齢の方などは、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談することをおすすめします。症状が続く場合や、服用後に気になる変化が現れた場合は、自己判断で長く使い続けず相談しましょう。

主な注意ポイント:甘草 / 麻黄

こんな症状に適しています

むくみ/汗が出る/尿量が少ない/関節の腫れや痛み

出典

金匱要略
📚 参考資料

本ページの解説は、公開されている学会・公的機関等の情報を参考に整理しています。医薬品の使用にあたっては、最新の添付文書等もご確認ください。