方剤解説
体力があまり強くなく、胃腸も弱い方が、冷えを背景にかぜのような症状を出したときに候補となる漢方です。食欲が落ちやすい、胃が弱いといった体質に、鼻やのどの症状が重なる場合に適しています。『かぜの症状』と『胃腸の弱さ』を一緒に考えるのがポイントです。
こんな症状に適しています
胃腸が弱い/体力が弱い/冷えやすい/かぜのような症状
製剤の性状
色
灰褐色
におい
特異なにおい
味
甘くて辛い
構成生薬(分量g)
分量はツムラ医療用漢方製剤の分量です。
- コウブシ 4.0g
- ソヨウ 2.0g
- チンピ 2.0g
- カンゾウ 1.5g
- ショウキョウ 1.0g
用法・用量
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
適応症
胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期
効能効果
胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期
重要な基本的注意
本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること。,, 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
相互作用
カンゾウ含有製剤 芍薬甘草湯 補中益気湯 抑肝散 等 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠 等 ,, 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。 グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 偽アルドステロン症(頻度不明) 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。, ミオパチー(頻度不明) 低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。,
特定の患者集団への注意
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。 減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
製品名
ツムラ香蘇散エキス顆粒(医療用)
ツムラ製品番号
070
YJコード
5200043D1027
添付文書改訂年月
2023-12