麻杏薏甘湯

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方剤解説

冷えや湿気を背景に、筋肉や関節が重だるく痛むようなときに候補となる漢方です。急な強い痛みというより、体が重い感じを伴う痛みや、皮膚の不調などが気になる場合に適しています。痛みの場所だけでなく、重だるさや冷えを一緒に見るのがポイントです。

こんな症状に適しています

筋肉痛/関節痛/重だるさ/冷えを伴う痛み/皮膚の不調

製剤の性状

淡灰褐色

におい

特異なにおい

甘くてえぐい

構成生薬(分量g)

分量はツムラ医療用漢方製剤の分量です。

  • ヨクイニン 10.0g
  • マオウ 4.0g
  • キョウニン 3.0g
  • カンゾウ 2.0g

用法・用量

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

適応症

関節痛、神経痛、筋肉痛

効能効果

関節痛、神経痛、筋肉痛

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること。,, 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

相互作用

マオウ含有製剤 葛根湯小青竜湯麻黄湯 等 エフェドリン類含有製剤 エフェドリン塩酸塩dl-メチルエフェドリン塩酸塩フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン 等 モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩ラサギリンメシル酸塩 等 甲状腺製剤 チロキシンリオチロニン 等 カテコールアミン製剤 アドレナリンイソプレナリン 等 キサンチン系製剤 テオフィリンジプロフィリン 等 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること。 交感神経刺激作用が増強されることが考えられる。 カンゾウ含有製剤 芍薬甘草湯補中益気湯抑肝散 等 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイングリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠 等 ,, 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。 グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 偽アルドステロン症(頻度不明) 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。, ミオパチー(頻度不明) 低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。, 自律神経系 消化器 泌尿器 頻度不明 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等 排尿障害等

特定の患者集団への注意

病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者 副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。 著しく胃腸の虚弱な患者 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者 これらの症状が悪化するおそれがある。 発汗傾向の著しい患者 発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者 当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。 重症高血圧症の患者 当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。 排尿障害のある患者 当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。 甲状腺機能亢進症の患者 当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。 高度の腎障害のある患者 当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。 減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

製品名

ツムラ麻杏よく甘湯エキス顆粒(医療用)

ツムラ製品番号

078

YJコード

5200135D1047

添付文書改訂年月

2023-12

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